
① 会場でまずやるべきこと
✔ 1. 試し撮りで 必要なシャッタースピードを決める
動きによって基準を変えると失敗が激減します。
| シーン | SSの目安 |
|---|---|
| ダンス・バレエ | 1/200〜1/400 |
| 速めの動き・ジャンプ多め | 1/500 |
| 合唱・演奏 | 1/100〜1/200 |
| ピアノの手元を止めたい | 1/320前後 |
まずこれで撮ってみて、ブレるようなら少し速くする。
✔ 2. ISOは基本「AUTOだが上限を設定する」
- ISO AUTO
- 上限:3200 暗ければ6400
上限を決めないと 真っ暗→ISO爆上がり→ザラザラ写真 になりがちなので重要。
✔ 3. 露出補正(±ボタン)を使えると成功率が上がる
照明によっては顔が暗くなるので、
- 顔が暗い → +0.3 〜 +1.0
- 白っぽく飛ぶ → −0.3 〜 −1.0
これができる人は一気に安定します。
② 本番中の設定とコツ
✔ AF(ピント)は「AF-C(AIサーボ)」が基本
- 人物の動きがある撮影は AF-C / AIサーボ / 追従AF
- 止まっている時間が多い演奏は AF-S(ワンショット)でもOK
AF枠のコツ
- 顔認識+追尾 があれば最優先(成功率高い)
- なければ 「中央1点」 が安定
→ シャッター半押し後、構図を動かす「フォーカスロック」を使う
✔ 測光は「中央重点」か「評価(多分割)」
- 舞台撮影は明暗差が激しいので、
中央重点測光が無難で安定。 - カメラ任せにしたいなら評価測光。
✔ ホワイトバランス:基本 AWB(オート)
舞台照明は色がどんどん変わるため、
固定WBよりオートのほうが破綻しにくい。
ただし黄色く転ぶ照明の場合は「蛍光灯」など固定もアリ。
③ 撮影中の立ち回りのコツ
✔ ズームを最大まで伸ばしきらない
望遠端はブレやすい&AFが迷いやすいので、
少し余裕を残した焦点距離で撮ると安定する。
✔ 連写は「低速」推奨
高速連写は
- ピントが追い切れない
- データがすぐいっぱいになる
ので、**低速連写(3〜5枚/秒)**がちょうどよい。
✔ 動きの止まる瞬間を狙う
- ジャンプの着地
- ポーズ
- 楽器演奏の落ち着いた瞬間
を狙うとシャープな写真が増える。
④ 撮影後にすべきこと
✔ とくに最初の1分は必ず確認
- 白飛びしてない?
- 暗すぎない?
- ピント取れてる?
問題があれば 露出補正 or SS or ISO上限 のどれかを微調整。

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